LOVE MYSTERY

 
 

■純愛って何?

 人間は他の動物と比べても、特に打算で恋愛してしまう生き物。純愛で恋愛できる人はそうそういるものではない。しかし、だからこそ純愛はこの世の理想であり、憧れてやまないもの。そんな純愛を手に入れられないか?という無理難題に挑戦してみたいと思う。

 そもそも、純愛とは純粋に恋愛感情だけで惚れてゆくものだが、純愛とそうでないものの区別は非常にあいまい。

 例えば人は、自分を好きになってくれる人を好きになる習性があるが、この習性は打算。自分の思い通りに相手がなってくれることを計算して恋愛している。相手が自分のことをどう思っているか?を考慮している時点で純愛ではない。

人間は、無駄なことをするのが大きらいなので、自分に振り向きそうにない人に恋心を燃やせる人は少ない。だから、ほとんどの人は純愛を経験できない。特に、つくしてくれるからとか、お金持ちだからとかいう理由で好きになるのは、そうとう計算高い打算。

では、キレイだから惚れるという恋は打算だろうか?

いや、これだけは違う。きれいと思う前に、ドキッとした時点でもう好きになっていて、ここに打算的な意識が入る隙間はない。つまり、一目ぼれが純愛にもっとも近い。

このことをもう少し簡略して言うと「純愛はルックスに惚れるもの」ということができる。まだ人の顔をよく認識できない乳児でさえ、美人を見ると多く喜ぶことから、美人の情報は遺伝子にインプットされているかもしれない。つまり、純愛は遺伝子レベルで決められているものなのかもしれない。

 このように考えると、純愛はルックスが全てという仮説が、より信憑性が増すというもの。相手の身分やおもいやりに惚れるのは純ではなく打算が入っている。

 

■恋愛中毒になれることが、純愛のコツ

身も蓋もないことを言おう。純愛ができるのは、最高の美男と美女だけ。二番目に美しい人を好きになるというのなら、そこにはすでに打算が入っている。もちろん、順位付けした時点で打算ではあるが、最高に美しい人に圧倒的に惚れることが純愛に近いことは言うまでもない。

人には価値観があるが、成熟した大人の価値観こそ打算。頭で考える価値観ではなく、遺伝子レベルで決められている価値観はルックスしかない。その証拠に幼い頃、人を好きになる価値観はルックスがダントツだったはず。ならば純愛ができるカップルというのは、最もルックスがいいもの同士だけになる。二番目以降のルックスの持ち主との恋愛は妥協という打算が入ってしまう。

ルックス一番の者同士のカップルはどちらも妥協していない。お互いに相手が一番と思っている。だから純愛に近い。…とすると…純愛ができるのは女性と最高の美男子だけに限られるということになる。男性は少々ルックスの悪い女性でも、性欲の強さのおかげで、相手にしようとする。だから最高の美男子でさえも、抱き合うことくらいできる可能性がある(ただし、男性側は純愛ではない)。だから女性は純愛を実行しやすい。ところが男性はトップでなければトップの美女を惚れさせることができないため、男性が純愛をするためにはトップである必要がある。したがってほとんどの男性は純愛ができない。

この厳しい現実は、多くの鳥類、魚類、爬虫類、哺乳類動物で見られる現象。トップの美形を持つオスだけが全てのメスと交尾できるという仕組みになっている。トップの美形を持てなければ、その他のオスはほぼ全て、メスと交尾すらできずに死する。

 

女性は純愛できる確率が高いことはわかった。しかし、トップの美男子と出会えるかが問題。トップとは、客観的に見てというよりも、自分のなかで一番ということ。まあ、好みは多少あるだろうが、多くの女性が選び出すトップの男性像がちぐはぐということは少ない(少なくとも打算を取り除けば一定する)。

そのような相手に接近できる確率はかなり低い。特に自分が惚れるだけではなく、相思相愛の純愛になる確率は極めて低い。

互いがルックスだけに惹かれあってるということは、他は何も見えない状態。見る余裕がないぐらい惹きあうというのは、逆に、二人を引き離そうとする障害がないと無理なのだ。
  なぜならば、どんな美しい者同士のカップルでも、お互いをずっと見ていると飽きてきてしまい、ラブラブの状態でなくなってしまうから。お互いが純愛でいられるには、常に二人を引き離そうとする力(障害)の存在が不可欠。その障害を乗り越えようとするからこそ熱烈に惹かれ合える。

逆に言うと、障害のない純愛は存在できない。純愛に近い状態を作り出すためには、障害を捏造していく必要がある。←この点がもっとも大切。

常に他の異性に盗られそうな状態を作り出してあげることが重要ポイント。もしも、男女共にそういう状態を作り出せる人だったら、お互い相手に中毒になっていく。逆にいうと「中毒状態を作れる人」が、純愛できる人です。

ロミオとジュリエットが熱烈に恋に落ちるのは、二人を引き離す周囲の状況があるからであって、それがなければ、あれほど強く愛し合うことは不可能。わかるだろうか?純愛を作り出すためには障害をわざと作ってやる必要があるということを。


片想いの純愛を作るのは、女性にとっては簡単。セックスを武器に若くてルックスのいい男性にはまっていけば、純愛にはなれる。それができないという女性は、そもそも純愛が不向き。どうしても、ステータスや頭能力、やさしさという打算に走ってしまうから。

ただ、両想いにするには男性をもその恋にはめてゆかなければならない。そのために障害を作り出す必要がある。だれかに横取りされるという恐怖を味合わさせる必要がある。

 

■純愛を支えるのはココロではなく経済力


子育て後の奥さんの恋愛は、純粋に近くなる。

経済は夫に任せ、子どもが育ってしまうと、子育てのために男を確保するという打算的な観念がゆるくなるからだ。経済と子育ての義務がなくなると、恋愛を心から楽しめるようになる。

ジャニーズたちにさえ純愛を燃やすことができるようになる。彼らははよく教育されていて、コンサートでは 2 階席までくまなく回る。それは奥様方に純愛をさせるため。経済の基盤がある女性は打算が取れて、若さやルックスに走ることができやすくなる。まさに純愛に走ることができる。その夢作りをアイドルの男性たちがしてくれる。


■ココロとココロのふれあいは純愛か?

いいえ、心のふれあいとは、わかりやすくいうとギブアンドテイク。「あなたのためになにかする。だから私のためになにかして」。これは信頼というす。信頼はもろに打算なので純愛ではあり得ない。純愛の場合は、何もくれなくても満足できる。相手から何ももらわなくても満足できる。本当の純愛ならば。

 

■脳ミソをとろけさせる障害

ここまで聞いて、純愛に近いのは遠距離恋愛かと思うかたもいると思うす。遠距離こそ障害になるから。しかし、現実は No 。トップクラスの美男美女が離れて暮らせばどうなるか? すぐに近くの異性が言い寄って来て奪われてしまう。遠く離れても誰も異性が寄って来ないような魅力のない人なら、そもそも純愛は不可能。つまり、純愛に遠距離は理論上あり得ない。

常に誰かに奪われそうという障害が純愛には必要だが、遠距離になれば、その障害自体が必ず起こってしまうから、二人の仲は自然に消滅することになる。

 

■メールが作る純愛

メールのやりとりだけで好きになった場合、それは純愛になれることもある。空想のなかでナンバー 1 になれるからだ。空想したものはキレイになるという法則があって、隠れた部分はキラキラに想像してしまう習性が人間にはある。だからメールのみのやりとりなら、相手を最高に美化できる。ただし会うまでこと(笑)。

 

■純愛は失楽園

失楽園は、純愛に近い。互いに社会的な背徳があって、それが二人を引き離す障害になるからこそ、互いにそれを乗り越えようとして激しく恋を燃やすことが出来るから。

おもしろいことに失楽園に陥った二人に、 24 時間一緒にいられる状況を作ってあげると、障害がとれてしまい、互いに相手に飽きを感じ初め、純愛は崩壊する。もしも、ロミオとジュリエットを同棲させれば、とたんに別れるだろう。彼らは親が引き離すから、余計に気持ちがつのるのだ。


■おばさんたちの純愛ブームの、本当の理由

日本の高度成長期を生き抜いてきた女性たちは、亭主、会社、一生安泰がセットだった。つまり純愛を経験していない。そこへ純愛のロマンスをチラつかされて、ブレイクしちゃったのが冬のソナタ。

以前は、男性なら誰でも結婚相手として粒ぞろいだった(はずれがあまりない)。企業は終身雇用制だったために男性間に経済格差ががなかった。女性はみんな妥協して結婚した。愛を捨てて経済力欲しさに結婚した。純愛ができないのは、ある意味女性が自立していなかったための罰のようなものだった。

現代社会での純愛ブームは女性の自立を意味している。

女性が男性に対して若さやルックスを追うのは恐怖。どの動物の世界でも、美しいオスが求められる種は一夫多妻。つまり、夫に養ってもらわなくてもいいという覚悟ができれば、若さとルックスを追求できる。多くの哺乳類はメスだけで子どもを育てるので、オス選びでは全く妥協せず、純愛を貫く。しかし、人間の女性は夫に一生経済的な援助をさせるという目的があるため、若さやルックスだけを追い求めることはできなくなってしまった。

もしも、女性が一夫多妻を受け入れるなら(子育てを全て一人でするという覚悟があるなら)男選びはルックス重視になってゆく。それは純愛に近い。女性に経済力がつくほどに、女性は純愛を可能にすることができる。

若いホストに入れ込むというのも、純愛かもしれない。今は女性が自立するおかげで純愛しやすくなってきた。ただし、この場合も相思相愛の純愛ではない。

 

■女性の純愛願望がもたらすタコ足恋愛

男性は昔から、女性選びの基準はルックス。性格のよしあしというけれど、アンケート結果では、ルックスのいいひとを性格がいいと見る男性が多いことから、性格は勝手に美化される。悲しいかな、「俺は性格だ!」と言っている人でも、ブサイクのひとは、性格が悪いと判断するわけだから、結局ルックスが全てと言っても過言ではない。

都会では(特に自立した)女性の「キレイになりたい願望」が年々高まっている。それは純愛の願望が高くなっているとも言い換えることができる。キレイになることこそが、二人の障害を作り出す最高の方法だからだ。キレイになれば多くの男性に盗られる状況を作り出すことができる。そうなると男をやきもきさせて惚れさせることができる。惚れさせた上でこちらも惚れれば、それは最高の純愛の形。

相思相愛の純愛を作るには「誰かに奪われそう」状態を作ることが必須。都会の女性が美しいのは、純愛への願望ともとれる。

 

■未来の純愛予想図

では、これから純愛はどうなっていくのか?

女性が社会進出し、自立すつ人が増えているという現象は、必ず男性の職が減るという現象を起こす。職の数が増えるわけではないから、女性が就職すれば男性の就職先は奪われる。つまり、男性の社会後退がはじまりまっている。

男性に生涯賃金を求めても、会社をいつでもクビにされる、または企業が倒産する可能性がいつでもあるので無理。打算を考えようにも、打算すらはぐくめない厳しい経済状態になっている。それプラス女性の自立が重なって、打算のない恋愛傾向はますます強まることになる。

子どもを作らないセックスが増え、そうなると女性は手軽に純愛をはぐくめる。女性から子育てを抜きにすれば、純愛に限りなく近い恋愛ができるようになる。

男選びではさらに妥協を許さなくなるので、勝ち組男性か、若くてルックスのいい男性しか、相手にされなくなる。ここで擬似一夫多妻が激増することになる。心配するでない…世界の多くの文化圏は一夫多妻なのだ。一夫一婦制のほうが少ないのだ。

モテない男性はとことん余る。男性のタコ足恋愛は増える一方。魅力のある男性に女性が集中し、あとは相手にされない。アザラシとか、ライオンの世界に近づく。

さらに、モテない男性はアダルトビデオの発達で、バーチャルな女性に逃避してゆく。それを支えるセックス産業。世も末というかどうかはわからないが、そうなることはほぼ確定している。

女性はこれからますます純愛。男性は妥協しまくらないと女性と結婚できなくなる。自由と経済力を奪われ、ときめかない女性と結婚するという道をモテない男性は選ぶしか道が残されていない。そんな結婚を男性が希望することも少ない。だから結婚願望は急速に消失する。いわゆる結婚恐怖症が男性に広がることが予想される。逆に、勝ち組の男性のやつらは、その場で燃える恋愛ができる。

 

■純愛結婚

純愛で結婚することは極めて難しいこと。相手を完全に惚れさせれば、自分の熱愛が冷め、自分が熱くなりすぎると、相手が冷める。しかし、少しでも純愛結婚の可能性を高めたいのなら、最低でも、自分が他の異性からいつでもちょっかいかけられるという状況を作り出しておく必要がある。そのためにどうすればよいか?は別シリーズ、魔性の女&小悪魔ファイルのシリーズを参考にしていってほしい。

 

 



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